あえて重さを扱えないフォームでトレーニングを行う選択肢

過去記事でも解説した通り、トレーニングを効率よく行うためには『漸進性過負荷の原則』に従い、ある程度の高重量を扱うことが必要です。

それなら、高重量を扱えるフォーム=効率のいいトレーニング?と思われるかもしれませんが、それは違います。

目的に応じて、あえて重さを扱うのが難しいフォームで行うことも必要なのです。

目的によってフォームは変わる

例として私のベントオーバーローの動画を上げます。

一般的なベントオーバーローに比べて、股関節の屈曲角度が大きく、上体が地面に対して平行になっているのがわかるかと思います。

一般的には上体を地面に対して35°~45°位に起こして行います。そのほうが重量も扱えます。

私の場合は、『肩甲骨の可動域を大きく使いながら負荷をかけたい』という目的から動画のようなフォームで行っています。

同じ種目でも『目的が違えばやり方も変わる』ということです。

どのような効果(目的)を得るためにトレーニングを行うかを考えましょう。

高重量が目的になるパターンもある

高重量を目的とするパターンもあります。

わかりやすいところでは、パワーリフターがあげられます。パワーリフティング競技ではスクワット・ベンチプレス・デッドリフトの3種目の重量を競います。

多少の故障リスクがあったとしても、より重量を扱えるフォームを追い求める必要があるでしょう。

それ以外の目的でトレーニングを行う場合は、扱える重量以上に優先しなければいけないことがあるはずです。

でも、重量は重要

ここまで、必ずしも重量を扱えるフォームで行う必要はない!と言ってきましたが、扱う重さなんてどうでもいいよ!というわけではありません。

なぜなら『漸進性過負荷の原則』という重要な原則があるからです。

なんのことを言っているかわからない人は以下の記事で解説しているので読んでください。

トレーニングをするなら絶対に外せない『漸進性過負荷の原則』を解説

なんだか矛盾しているように感じるかもしれませんが、そんなことはありません。

目的に合ったフォームの中で、漸進性過負荷の原則に従い、重量を上げていけばいいからです。

先の動画で紹介した私のベントオーバーローであれば、あの姿勢をキープできる範囲で重量を増やしていけばOKで、重くしすぎて上体の角度がキープできなくなれば、例え予定通りの回数(セット数)をこなせたとしても、本来の目的から外れてしまうので、NGといった具合です。

まとめ
  • 目的によってトレーニングフォームは変わる
  • 重量が扱えるフォーム=正しいフォームではない
  • 重量を扱えうことが目的になる場合もある(パワーリフティング競技者など)
  • どんなフォームでも漸進性過負荷の原則は大事